2012年7月28日土曜日

想いを繋ぐブローチ

こんにちわ 染色の桂川です。

先日、展示作家で集まって「ブローチ」を制作しました。

それぞれが普段作っている作品と同じ素材の小さなパーツを持ち寄って、
パーツを分けて、思い思いに配置して
18人のそれぞれの小さな欠片がそろって、一つの素敵なブローチになりました。
あーでもない、こーでもないと悩みながらも
和気あいあいと、楽しくブローチ作りができました。


これは、私が作ったもの
これを台座にはめて完成です。

みんなの想いが詰まったブローチは、展示期間中、作家全員が身に付けます。
こちらもお楽しみに〜

2012年7月27日金曜日

DMができあがりました






展示のお知らせが出来上がりました。
こちらは郵送用の少し豪華なDMになっています。

会期も近づいて来て印刷物や企画展示の準備もだんだんと形になってきました。
どんな空間が出来上がるのかとても楽しみです。がんばりましょう!



2012年7月26日木曜日

制作工程 〜 企画展示 〜




木漆の北原進です。

来月開催の東京都美術館での展覧会 「月火水木金土日ー想いを繋ぐー」 にて、企画展示室に展示予定の " 合鹿椀 " の制作工程をご紹介します。
今年2月号のLEE別冊付録『伊藤まさこさん「スタイルBOOK」』(集英社)に、" 北原進さんの合鹿椀 " としてご紹介いただいたお椀です。

左から順に、木取り→粗取り→仕上がり木地→布着せ→サビ摺り→黒中塗り になります。
さらに会期中は朱色に仕上げた完成作品もならびます。

こうして横1列に並べてみると、サクッと簡単に作っているように思われるかもしれませんが、完成までには時間的にも手間的にもたくさんの工程を経ています。

まず木取りをした後、木を少なくとも4年は乾燥させます。
そしてろくろで木地の仕事を終えたあと、20工程を超える漆工の工程を経て完成作品となります。
すべての工程を自分の手で行っているため、完成までに1ヶ月ほどかかります。
そしてこれらの工程からは見えないデザインの部分でも、自分の納得のいく "かたち" にたどり着くまでには妥協せず、何度でも試作を繰り返すのです。

木、漆、螺鈿の貝、麻布、錆土など、わたしの作る漆器はすべて自然の恵みからできています。
塗った漆を乾かすのもまた自然の力。湿度・温度によって乾く時間や仕上がりの色まで変わってきます。

木と向き合い、漆と向き合うという自然とのコミュニケーションのなかから作品が "かたち" を現した時、それを生み出すわたしという存在もまた自然の一部であることを気づかされるのです。

木地から塗りまですべての工程を自分ひとりの手で行うからこそ気づくこと、感じることがある・・・そんな気がするのです。






2012年7月25日水曜日

制作状況 2

染の森田麻里です。
夏らしい麻の生地で制作中の最新作をご紹介します。


模様の輪郭、茶色に見えるところは防染糊をおいたところです。

1色目はピンク。



























6色染めたところ。

あと5色染めて、最後に地色を染めます。

完成品は都美術館に展示予定です ♪





2012年7月24日火曜日

制作中の作品達

染色の桂川美帆です。

今日は、『想いを繋ぐ』に向けて制作中の作品の一部をお見せします〜

まだ完成していないのですが、現段階でのお気に入りポイントたちです!


 自分で言うのもなんですが…ろうけつ染めの、強い防染力ならではの、ハキハキした感じが気に入っています


細かな点々の部分は
グレーに染めて → ロウでマスキング → エメラルドグリーンに染めて → ロウでマスキング → ブルーに染めて → ロウでマスキング  → グリーンに染める
…という防染と染色を繰り返して表現しています


よく、「大変な作業工程ですね」と言われますが、
思い通りに染め上がると嬉しくて 面倒な作業も苦になりません
むしろ 手のかかる大変厄介な子(作品)ほど かわいいというか、、、



果たして完成作品がどのようになるのか
是非観にいらしてください〜

2012年7月23日月曜日

陶芸佐藤の途中経過をそっと・・・編

陶芸の佐藤です

いよいよ一ヶ月も切り仕上げに入っている頃なんですが
作品の全体を見せると会場での楽しみがなくなりますよね
そこで途中経過です・・・

轆轤挽きたてほやほや
まだ少しカタチがゆれていますので1日置いて修正




削りも終えて素焼きも終えてこちらは少々模様の方を入れております
地味な作業が日々続いております

予定では新作5点。ギリギリまで作って選んで発表いたします



2012年7月22日日曜日

まめさら



こんにちは、金工の鈴木祥太です。


こちらは、先日宣伝しました、京都・清課堂での豆皿の展示会の豆皿です。展示会が終了しましたので、公開します。


まめまめさら、というタイトルの豆皿です。


大きさは約6cm。銅のお皿に真鍮のお豆がのっています。豆はしっかりくっついていて、絶対にお皿が空になることはありません。


豆の種類は枝豆、アーモンド、カシューナッツです。


実際に使うことも出来ますし、飾って楽しむのも良いかと思います。長く愛でてほしいお皿たちです。