2012年3月10日土曜日

デザイン crinkle 小島沙織






昨日に引き続きデザインを担当させて頂くcrinkleの小島です。
この展示についてお話を伺ったのが昨年の夏前だったと思います。
それから何回も作家さんがたと話し合いを続けていくごとに“想いを繋ぐ”という事の
大変さと重要性を強く感じるようになってきました。
私自身工芸作品はとても好きですが常に見る側の位置にいて、また見に来てくださる方もそんな方が多いのではないかと思います。
だからこそ展示を見てくれる人とどう繋がっていったらいいのか、何を伝えていけばいいのかを作家の目だけではなく私たちの目もつかってお手伝いしたいなと思っています。
またこの展示の準備を通して作家同士が繋がっていく輪の中で、一緒に何かを作る一員になれる事はとてもありがたい事です。きっと8月の展示の頃には繋がる輪はもっと大きなものになっているのかなと思いながら、これから一緒にがんばっていきたいと思います。




小島沙織

1987年生まれ
東京芸術大学修士課程デザイン科
2008年4月 NHKアートギャラリー芸大ビュッフェ出品
2011年3月 外部卒業展覧会 『SOTTEN』
2011年3月 東京芸術大学美術学部デザイン科卒業
2011年4月 同大学大学院入学
2011年5月 金沢動物園にてワークショップ
2011年9月 二人展 『T-shirts Textile 50』
2011年9月 大阪大丸『T-shirts Textile 50』巡回
2011年9月 同動物園にてアニマルアートコラボ展出品

2012年3月9日金曜日

デザイン crinkle 島田耕希

出品作家ではありませんが今回の展示のためのデザインをさせて頂く事になりました、crinkleの島田耕希です。
主に企画展示のデザインやロゴ、印刷物の制作を担当していく予定です。
普段はcrinkleという名前で島田と小島の二人で印刷物のデザインやワークショップ、雑貨の制作等をしています。
それぞれ個人的な作品の制作もしているので自己紹介は今日と明日に分けて載せたいと思います。

crinkle

2010・6     crinkle結成
2010・9     東京芸術大学藝祭にて雑貨販売
2010・11    小島秀子個展にてアートブック、印刷物等デザイン
2011・8 ~  Tシャツデザイン 東京芸術大学アートプラザにて販売
2011・8    『 らくがきどうぶつえん横浜動物園にてワークショップ開催
2011・11 『 アニマルアートコラボ展 出展
2012・2・10 ~ 『 作家Zakka百貨展出展
他、印刷物や雑貨制作
http://crinkle-skks.blogspot.com/





島田耕希

1986年生まれ
東京芸術大学美術学部デザイン科
2008年4月 東京芸術大学美術学部デザイン科入学
2008年12月 いのち展
2009年8月 瑞浪クレイオブジェコンテストグランプリ受賞
2010年5月 新宿駅にてガムテープアート
2011年4月 東京芸術大学 安宅賞受賞
2011年8月 金沢動物園にてワークショップ
2011年12月 同動物園にてアニマルコラボ展
2012年2月 卒業制作展にてデザイン科賞受賞
2012年3月 東京芸術大学美術学部デザイン科卒業

「想いを繋ぐ」という意思のもと、これだけ多くの世代、技法を超えた作家さんが都美術館という場で展示し、作家同士、受け手のかたとも繋がっていけることはとても素敵なことだと思います。また、繋がりや想いを伝えるために受け手にどういう風に見てもらえたらいいかなあとイメージしていくことが大切だと思っています。例えばものを贈るときにどんなものが喜んでくれるか、どんなラッピングにしようか、どんな方法でいつ渡そうかと相手の事を考えるように、作家、受け手、作品、空間にとっての素敵な繋がりを丁寧に見つけていけたらと思っています。








2012年3月8日木曜日

陶芸 雪ノ浦 裕一




1960 
北海道旭川に生れる
1982 岩手大学甲一類数学科卒業
1983 同大学特設美術専攻科修了
 北海道工業試験場野幌窯業
 分場にて研修
1984 北海道南幌にて作陶
1985 岩手県盛岡市高松にて開窯


   森田画廊 銀座 ) ギャラリー田中 銀座 )
福原画廊 ( 銀座 ) 暮らしのうつわ花田 九段  )
陶木美 自由が丘) 札幌三越    名古屋 
秋田 山形 盛岡 ほか


 グループ展》日本橋三越 渋谷東急 博多大丸
 大阪 札幌 千葉 秋田 青森 盛岡 ほか








日常生活の中で造り手と使い手が、それぞれの想いを触れ合うことが出来る空間を演出できる、工藝。
しいては、アートにも通ずる力も持つことも出来ます。又、それらを使うことから生まれる、なにげない日常の美に対する会話(たとえば、この器に盛ると美味しそうだね!食卓が華やいで見えるね!等)が心に豊かな装いを与えてくれます。そのような工藝作品の一端を、普段発表しているギャラリーといったある意味特殊な空間でなく、美術館といったオープンな空間の中で、より多くの人達に観てもらえる機会が与えられるのなら、この上ない喜びです。



2012年3月7日水曜日

木漆 北原 進





北原進 
1966年信州生まれ高校卒業後 木工家具作りの修行をする。
後に父の元で漆塗りの仕事を始める。
木地作りをしながら漆を塗り作品作りを始める、第68回国展より出品し以後81回まで連続入選。

第73回国展・工芸部奨励賞受賞
第79回国展・工芸部新人賞受賞
2009年長野県工芸美術展・奨励賞受賞
2010年長野県工芸美術展・市民タイムス賞受賞
2011年長野県工芸美術展・長野県知事賞受賞

現在 国画会準会員



2012年3月6日火曜日

陶 角谷 啓男




既にそこ、ここにあるもの


土の中に秘められたものを現出させるために

手を使う。私の中ではなくそれは既に土の中に

内在している。

私はただの媒介者として耳をそばだて目を凝らし

意識を重ねる。

焼物の工程の中で切れ、割れ 縮れ、ゆがみ等

様々な現象が現れる。それは自然であり生成から

消滅へのメタファーでもある。

焼く行為は委ねるということ。その営為の中に

土の豊かさをみる。



様々な素材や想いと触れ合い どのような展示になるのか

楽しみです。


角谷 啓男

略歴
1980 北海道帯広市生れ
1988 北海道立帯広柏葉高校卒業
2001 東京芸術大学工芸科入学
2007 東京芸術大学美術研究修士課程工芸専攻
陶芸修了
2007 千葉県いすみ市にて作陶
2010 「白金陶芸教室」開校

展示
2003 「言葉じゃない世界へ」 中目黒 ブルーへブン
2004 「3人展」 上野 学生会館 キャッスル
2006 「酒器展」 国立 ギャラリー街角
2008 「個展」  千葉一宮 ギャラリー 801
2009 「ある小説のためのうつわ展」 北海道清水 サワラビテラス 
2010 「multiple」 成田 ギャラリー「間」


2012年3月5日月曜日

織 笠原博司

お詫び
     この度、参加予定でした笠原博司さんは体調不良の今回の展示には
     不参加になりました。






この国に生まれ、日本の良さをあらためて認識したことの一つが、工藝との出会いでした。私たちの祖先が、その暮らしの中で手から手へと今日まで伝えてきた心と技、そしてより美しくあるための創意と工夫。
これらは、ある日私の中で身近な美の再発見となりました。分けても、「きもの」は日本固有の文化を代表する手仕事ですが、一人の作家として日々これらと向き合うことへの幸せを感じます。
四季のあるおだやかな風土で、移ろう時間(とき)を肌で感じながら、人も文化も輪廻する不思議。かつて、人々は太古の時代から、それら全てが未来に繋がっているのだということを知っていたのでしょうか。
本展では、工藝というフィールドで、この繋ぐというキーワードを皆さんといっしょに考えていきたいと思っています。


染織工房 藍學舎 笠原博司
http://rangakusha.info.co.jp/




染織家
1959年    宮城県に生まれる
1985年    長野県松本市に於いて染織作家 本郷大二、本郷孝文両氏に師事
1989年    宮城県にて染織工房 藍學舎を主宰する
1990年~   「国展」に出品
1994年~    工藝 藍學舎にて個展開催          於:宮城県加美町
2000年    「きもの・染めと織りと祈り展」(故、立松和平氏による同著出版記念)
                         於:東京銀座アートホール
2000年     日本こけし館にて宮澤賢治をテーマにした「藍染のれん展」開催
                         於:宮城県大崎市鳴子温泉
2003年~   「北杜工藝展(主催:工藝藍學舎)」を立ち上げ、年一回開催
2004年     これまでの活動に対して、染織工芸家・古澤万千子氏らと共に
        (財)民族衣裳文化普及協会より「きもの文化賞」の表彰を受ける
2006年     第80回記念国展工芸部門に於いて「80回記念賞」受賞
         国画会会友に推挙される
2008年     第82回国展に於いて国画会準会員に推挙される
2009年~   「新風展(主催:工藝藍學舎)」を立ち上げ、年1回開催
2011年     谷川俊太郎の詩による笠原博司染織展「光の歳時記」開催
                           於:東京銀座・スペース銀座の社



2012年3月4日日曜日

染 大谷 敦子

染・大谷 敦子  Profile                                     

人は生まれた時、布にくるまれ、そして一生、布と共に生活する。
布はいつも、気づかないけれど、やさしく、やわらかく、私たちを助け、見守り続けてくれている。
.....ここに生まれて、自分では気づく事が出来ないほどイッパイの、与えられた恵を少しでもおもいつつ 、一緒にいて嬉しくなるような、気持ちが晴々するような雰囲気の染布作品ができたらと希っています。


東京都出身
1983年 国展工芸部初入選
1990年 日本民藝館展準入選
1993年 個展(吉祥寺 井の頭画廊)
1994年 個展(国立 無門庵ギャラリー)
1997年 二人展(国立 無門庵ギャラリー)
1997年 個展(銀座 陶悦ギャラリー)
2002年 個展(銀座 陶悦ギャラリー)
2008年 第82回国展にて新人賞、準会員推挙
国画会工芸部準会員
2008年 個展(京橋 千疋屋ギャラリー)
2008年 第82回国展工芸部 受賞作家展出品(元麻布ギャラリー) 
2009年 日本民藝館展入選
2010年 第84回国展工芸部会場内にて個展 『布のかたち<風貌>大谷敦子Exhibition』
(六本木 国立新美術館)
個展(青山 ギャラリーコンセプト21)
2012年 個展(青山 GEM ART)